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日本には星についての神話が少ないと昔から思っていました。
俺の知っている限りでは、カガセオ、アマツミカボシ、スマルメノカミくらいです。
しかも、その3神についてもあまり言及されることなく、討伐されたとあるだけ。
なぜなんだろうと思いましたが、答えは非常に簡単でした。
日本神話は、皇族支配のために作られた神話ですから、民族伝承にあった星の話など必要なかったのでしょう。
もう一つ、日本は天文学が未発達であったという事です。
星辰神話が発達している地域は、必ずと言って良いほど天文学が発達しています。
当時、天文学への関心は科学への関心でもありましたから、科学的に発達していなかったという事でしょう。
現在の最先端科学に溢れている日本からは想像つきませんね。
それでは他の国はどうだったのでしょう。
星で有名なのはギリシャ神話ですが、これも実は星に関する部分は「後付」なのです。
原初のギリシャ神話には、星に関する記述は非常に少なかったのですが
ヘレニズム文化とともに天文学も発達し、神話に取り入れられるようになりました。
これが中国・インドなどに伝わり、神話に取り入れられました。
これが日本に伝わるのは7世紀、一般(といっても貴族)に広まるのは平安時代まで待たなければなりませんでした。
その時代には、天皇の支配体制は確立していましたので、もう星辰神話を取り入れる必要もなかったのでしょう。
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